- みづゑ編集部
- ディック・ブルーナさんの絵本のつくりかた―ミッフィーはどうやって生まれたの?
はぁ~
ディック・ブルーナさんが、ミッフィーの絵本をどうやって作っているのか、
その制作過程と、
ブルーナさんが今までどんな仕事をしてきたのか、
ブルーナさんが生まれた街、オランダ・ユトレヒトの街案内などなど、
写真やインタビューで詰まった一冊。
特に目を引いたのが、
ミッフィーの50回目のお誕生日を記念して、
日本のクリエイターたちがミッフィーをテーマにした作品づくりに挑戦したページ。
切っても切ってもミッフィーが出てくる金太郎飴ッ!(夢のよう!!)に
ミッフィーの顔の形のクッキーがいっぱいついた
三段のバースデイ・ケーキッ!(すんごいキュート!!)
しかも、一段目が黄色で、二段目が青、三段目が赤と
ブルーナカラーになってます。
欲し~~ッ! と思ったけれど、これらは非売品。
でも、あまりにかわいくって、何度も何度もページを眺めてしまいました。
そして、この本では、ブルーナさんの制作過程も見所。
ミッフィーの黒い輪郭線、よーく見てみてください。
かすかにふるえているでしょう?
これは一気に線を描くんじゃなくって、点をひとつひとつ重ねるように線を描いているから。
1シーンを描くために、100枚以上スケッチしたり、
にんじんひとつにしたって、葉っぱは何枚がもっともらしく見えるか、どの大きさがいいのか・・・
シンプルを追求するブルーナさんは、
芸術家でもあり、職人でもあると思いました。
そして、その人柄も素敵。
笑顔なんて本当に優しくて、温かです。
ページをめくるだけで、温かで安心できて、
ミッフィーも、ブルーナさんも、そしてオランダの街も大好きになる一冊です。